本はこっちに来るときに大分処分した事は、以前書いた。
それでも、まだ読んでいない本や捨てきれない本がある。
そうゆう物を、この処少しづつ寝る前に読みだしている。
【甲乙丙丁 上下巻 中野重治】
いつ頃買ったものだろう?
もう覚えていないけれど、ずいぶん前に古本屋で買ったものだけれど、少し読んで止めていた。
山口瞳の全集を読み直していて、その中にこの本の事が書いてあり、
“そう言えば、読んでないなぁ”
と思い、少しづつ読み始めた。
良く持っていたものだ。
こうゆうことが最近多い。
本を買うことはほとんど無くなった。
殆ど図書館で申し込んで読んでいるか、kindleで無料本を探して読んでいる。
すぐ読みたいと言う気がおきなくなって、来るまで待てばいいやと思うようになっている。
だって、家にある上記の山口瞳や藤沢周平、池波正太郎、お気に入りの推理小説等などは、この年になって読み直すとまた受け取り方が変わり、面白く新しい感慨もある。
良い本と言うのは、そうゆう物なのだろう。
大体、毎週タダの映画も2本観ているし、朝が早いからすぐ寝てしまうから、そんなに読む時間も限られしまう。
ある本を読むだけで、精一杯なのだ。
それで良い。
読み方も年と共に変わって来ていると言う事だ。
和辻哲郎全集全25巻もあるのだけれど、はたして読み切れるのだろうか?